恋するふみちゃんがとってもかわいい!
だんだん人気が出てきた「椿町ロンリープラネット」
最新3巻が発売されたので読みました。安定して面白いです。
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あらすじ(ネタバレ注意)
以下簡単にあらすじを書いています。 感想だけ読みたい方は下のほうへどうぞ。
これまでのあらすじ
2巻の巻末では、暁のサイン会にスタッフとして同行したふみ。
しかし、会場の書店には暁を狙う「桂さん」がいました。
桂さんに宣戦布告されたふみ。 どうする!?ふみちゃん!
というわけで波乱の3巻の始まりです。
詳しくはこちらをご覧ください。
イヤな女「桂」
サイン会が始まりますが、ふみはなんだかアウェー感を感じ、いたたまれがありません。 桂さんはふみにいやがらせをしたり、わざと暁に密着してみたりして煽ります。 半端ない精神攻撃を受けたふみは、ガチでへこみます。
打ち上げで王様ゲーム
王様になった酔っ払い中年オヤジが、「木曳野が隣の人にキスする」という命令を出します。 隣に座っていたのはふみでした。 「するわけなかろう」と拒否る暁。
それを見たオヤジは、「じゃあお前でいいや」、と暁の担当編集「金石」に、暁の代役をするように命令します。 金石がふみにキスするふりをしようとしたその時、暁がふみのおでこにキスし、「これで文句はねえだろクソジジイ」と言います。
真っ赤になるふみ。
冷やかされ、感想を求められた暁は「誰にしようが何も思わん」「第一相手は小娘だろう」と、ふみの聞きたくない言葉を放ちます。
一気に惨めな気持ちになったふみ。
暁とふみの気持ちの温度差
翌朝、ふみは学校で一心に会い、辛い気持ちを打ち明けます。
そんなふみを見た一心は「そんなつらいならやめるっつーのもアリじゃね?」とアドバイスします。
家に帰ると、暁が包丁を振るい、スイカを切っています。
「昨日の詫びだ」と、暁。 暁はふみのことを、「家族ぐらいには特別に思っている」と話します。
暁との気持ちの温度差に、「完全に失恋した」と感じたふみ。
仕事に没頭し、好きな気持ちを忘れ去ろうとします。
桂さんに呼び出される暁
連絡先を聞き出した桂さんは「相談がある」と言って暁を呼び出します。
桂さんと出かけるということを聞いたふみは動揺を隠しきれません。
暁が出かけた後、金石が訪ねてきますが、「暁が帰ってきたかもしれない」という気持ちで戸口に出たふみは、金石の前で涙を流してしまいます。
「相談がないなら帰る」と言いだした暁。
桂さんは暁を引き止め「ずっと気になってました」と告白します。 暁は「桂さんのことをそういう風に見たことはありません。これからもそれは変わらんと思います」と言って、きっぱり振ります。 桂さんは、「あの家政婦の子はどうなんですか」と聞きます。
ふみの「ドラえもんごっこ」
暁を待つ間、昔よくやっていたように「押入れにこもった」ふみ。
父と一緒に暮らしていた時、ふみはよく押入れを「秘密基地」にしていました。
父がなかなか帰ってこない時、寂しさを抑えるために押入れにこもって、「もし今お父さんがこの扉を開けたらゲームオーバー」「その時は罰ケームとして本当のことをいう」というルールを自分で作っていました。 しかし、結局その罰ゲームが実行されることはありませんでした。
ふみが押入れの中で昔のことを思い返していると、押入れの引き戸が開きます。
「なんでそんなところにいるんだ」と、暁。
ついに罰ゲームが実行される時がきました。
ふみは「さみしかったから」と言います。
暁のシャツを掴みながら「さみしかったんです」と言うふみ。
暁は桂さんの「この手がもしあの子だったら先生は同じように離していますか」という言葉を思い出します。
暁の気持ちの変化
「この手がもしあの子だったら・・・」という言葉を考え続けた暁。
翌朝、ふみに「お前は俺にどうしてほしい」と訊きます。
「じゃあ励ましてください」と言ったふみ。
短い逡巡のあと、ふみを抱き寄せた暁。
「これは、一体!?」と、ふみ。
「お前が励ませというからそうしてるだけだろ」と暁。
腰を抜かしたふみ。
逃げるように学校に行きます。
自分の気持ちに鈍感な暁ですが、「自分から人を抱きしめるなんて今まであったか?」と考えます。
感想
もう、表紙からしてかわいいです。
大正時代から昭和初期の夫婦みたいw
こんなかわいい女子高生に「さみしかったんです」と涙ながらに言われて、落ちない男がいるだろうか?いや、いない!(断言)
ふみはもっと積極的に迫っていけば、暁を落とすことができるのではないでしょうか。
暁はふみのことを家族以上に思っているのは間違いなさそうです。
そして、桂さんはどうして振られたそばから自分の首を絞めるようなことを言うのかw
明らかに桂さんの発言をきっかけにして、暁はふみを意識しましたよね。
結果的に人の恋路を応援してしまっていますよ、桂さんw
暁の不器用な優しさにも萌えました。
バンプ・オブ・チキンの「アルエ」の歌詞のようだと思いました。
暁は女の子じゃないけどw
この曲の歌詞はよく考えると「大きな寂しさを抱えている」ふみちゃんにも当てはまりそうです。 ちょっと似た者同士なのかもしれませんね、ふみと暁は。
徐々に心の距離が縮まってきた二人。
早く続きが読みたいです。
4巻は2016年6月24日ごろ発売予定です。
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