深キョン主演でTBS系でドラマが放送中の「ダメな私に恋してください」
原作は中原アヤ先生の女性向け漫画です。期間限定無料になってたので読んでみました。
やべえはまった!よく言えば純真、悪く言えばダメダメな柴田の浮き沈みの激しい人生がとってもおもしろいです。
ダメな私に恋してください(1) [ 中原アヤ ]←楽天
ダメな私に恋してください【期間限定無料】 1 (マーガレットコミックスDIGITAL)←Amazon
あらすじ(ネタバレ注意)
以下簡単にあらすじを書いています。 感想だけ読みたい方は下のほうへどうぞ。
男に貢ぐダメ主人公「柴田ミチコ」
勤めていた会社が半年前に倒産し、失業保険も切れ、主人公「柴田ミチコ」(29歳)は崖っぷち。 口座の残高も残り500円。 なぜそうなったかというと、大学生のチャラいイケメンに貢まくったからです。 いろいろと追い込まれていますが、イケメン「純太」(じゅんた)の笑顔がミチコの癒しとなっています。いやいやダメだろこれw
柴田は就職活動しますが、なかなかうまくいきません。
前の職場の天敵「黒沢主任」との再会
ある日柴田は、前の職場の上司だった「黒沢主任」と偶然再会します。 毎日主任に怒られていた柴田は、主任のことが大の苦手です。 主任はどうやら新しい仕事が決まった模様。 柴田が一週間キャベツしか食べてないという話をすると、ステーキをおごってくれます。 大学生に貢いだ結果、極貧生活をしているということがばれ、「バカじゃねえの!?」と言われます。 それでも幸せだと思い込む柴田。
周りのみんなが結婚していき、頼みの医学部「純太」も「楽して生きる」ことが目標と宣言し、しかも柴田のことを「うちの犬」に似ていると言います。すごく懐いてて「なんでもいうことを聞いてくれる」からだそうです。 すっかり希望を失った柴田。
実は超優しい主任
スーパーで買い物をしていると、偶然黒沢主任と会います。 黒毛和牛を買おうとしている主任をみて泣き出す柴田。 周囲から冷たい視線を浴びた主任は柴田を外に連れ出して話を聞きます。
柴田は
・イシャレンジャーという番組が心の支えになっていたこと
・イシャグリーンに似た医学部の学生に出会い、運命だと感じて貢まくったこと
を告白します。
こんなに頑張っても友達としてもみてもらえなくて、もう疲れた、と主任に告げます。
それを聞いた黒沢は、「飯食わせてやるからついてこい」と柴田に言います。
黒沢主任の店「喫茶ひまわり」へ
向かった先は昔主任のばあちゃんがやっていた喫茶店「ひまわり」でした。
主任は柴田に「LOVE♥」と書いたオムライスを作ってくれます。
そして柴田に、昔からこの店を継ぎたかったこと、これからこの店の店長としてやっていく予定なことを告げます。
主任は前の会社でやつあたりで怒ってばっかりいたことを謝ります。 そして、「根性あるよ 柴田は すごいと思ってた」と言って褒めます。 主任はこの店で柴田をバイトとして「雇ってやる」と宣言します。 飯付きという条件を提示された柴田は、主任が苦手でしたがここで働くことにします。
元ヤンだとばれた黒沢店長
主任がバイトとして雇ったのは柴田の他は、チンピラ風のいかつい人ばかり。 その人たちから、昔主任がヤンキーだったということを聞きます。
そして黒沢がいて仲間がいる「喫茶ひまわり」は「俺らにとって生きる糧みたいなもの」だということを柴田に告げます。
主任にその話をすると、「ここは俺にとってもそういう場所なんだ」と主任は話します。
主任の彼女登場
柴田が店のチラシ配りをしていると、きつめの顔をした女性が声をかけてきます。
その人は主任の同棲中の彼女「晶」(あきら)でした。
勝手に会社を辞めて店を始めたことを責める晶。
「この店を続ける気なら別れる」と告げます。
バイトを上がった柴田は、外に主任の彼女がまだいることに気づきます。 飲みに連れて行かれ、愚痴を聞かされる柴田。
柴田の借金地獄
純太に「お母さんが入院しちゃって100万必要」と言われ、「私がなんとかしてあげる」と言ってしまった柴田。
ついに怪しい金融業者「ワンワンローン」からお金を借ります。 そして返済のため、ぼったくりバーで働き始めます。 そこで働いている女の子から、「ワンワンローン」は危なくて、漫画みたいな取り立て屋が来てボロボロになる、という話を聞いて、自分が詰んだことを知ります。 なんとトイチです。ほっとくとウシジマくんが取り立てに来ます。
ウシジマくん回避
気に入られると、100万単位でお小遣いをくれる客がいるという話を聞いた柴田は、夜の仕事に俄然やる気を出します。
ある日、常連の客に「チップを渡したいからアフター付き合ってほしい」と言われた柴田。 ほいほいついていきます。 しかし客は体目当てでした。ホテルに連れて行かれそうになる柴田。
颯爽と現れて助けに入る主任。
心配だった主任は喫茶店のバイトの一人「テリー」に、柴田のあとを尾行させていました。
ちょっと惚れかける柴田。
主任は柴田に100万円渡し、お金返して来いと言います。
そして、喫茶店の2階を家として使うようにと言います。
主任は彼女と別れたようです。
柴田は、主任が心の傷を癒してくれるんじゃないかと思うようになります。
感想
めちゃくちゃあらすじ長くなってしまいました。
それはつまり、ストーリーがしっかりしているということです。
ドラマ化されただけあってとっても面白かったです。
「こんなアホなやついないだろ」と思うレベルでダメダメな柴田。
主任がいなかったら、ウシジマくんにやられて、生ける屍となって悲惨な人生を送ったことでしょう。巻末では、主任のおかげで正々堂々と人生の再スタートを切れる状態まで持ち直しました。
人間的に半端じゃなく大きいですね、主任は。
これは男でも惚れるね。
それに対して、イシャグリーン「純太」のヒモ能力の高いことw
絶対末っ子だろこいつ。
全国の末っ子の皆さんごめんなさい
人に頼られると嬉しい、という柴田の気持ちもわかりますが、ほどほどにしないといけないですね。私も気をつけようと思いました。ちゃんと断る勇気も必要です。
というわけで、とりわけ黒沢主任のいい人さが際立っていた1巻でした。
2巻以降も読んでいきたいと思います!
コメント